
こんにちは。サースプラスカンパニー のfujitaとchayamaです。
今回は今年リリースされたSalesforce新機能の中で、私たちが注目している機能についてご紹介します。
私たちは、クライアントに対してMarketing Cloud Engagementの利活用支援を行っているため、マーケティングに関わる機能が中心になりますが、より深いSalesforce活用に向けて参考になれば嬉しいです。
株式会社メンバーズ サースプラスカンパニーでは、Salesforceを中心としたSalesforce・SaaS活用の内製化・伴走支援サービスを提供しています。
SaaS活用を通じて企業のDX推進を進めたいと考えている方は、ぜひ一度お問合せください。
ジャーニー監査ログの追加
JourneyBuilderにおける、専用の監査ログ機能がリリースされました。
アクセス方法は、画面のタブ「JourneyBuilder」 > タブ「History(履歴)」にて表示できます。
ジャーニーのログにおける各種の日付情報(作成・変更・アクティブ化・停止・削除・ユーザー情報)などを取得可能のため、シナリオごとの各々バージョンの停止・アクティブ化した日付の取得に活用できます。
また、ログデータをCSV形式にダウンロードも可能です。
データビュー(Automation)からリアルタイムでデータ取得
Automation Studioにおける、Automationのデータビュー(_automationactivityinstance)をリアルタイムで取得可能になり、さらにJobID 項目が追加されたことにより、その他のデータビューSent・Open・Clickなどと結合が容易になりました。
以前は、24時間前と1日経過する必要がありましたが、リアルタイム取得が可能のため当日分のデータを取得できるようになりました。
オートメーションの各々のステップごとに、開始時間・終了時間を取得できるので、例えば実行時間が想定より多く要しているオートメーションがある場合に、どこのステップで時間を要しているか特定に活用できます。
また、日付データはJSTではなくUTCのタイムゾーンで取得するためJSTにあわせたい場合は、9時間を追加する必要があります。
デフォルトの高スループット送信の有効化
JourneyBuilderにおける、ハイスループット送信 (HTS)がデフォルトで有効可能になりました。
以前は、ジャーニーのアクティブ時に機能が無効化の状態になっている場合、機能の有効化の推奨にとどまっていましたが、デフォルトで有効可能となりました。
ハイスループット送信とは、一般的なメール送信における送信スループットを2倍以上に増加させ、送信パフォーマンスを向上させる機能のことです。
こちらの機能を利用することで、より短時間で多くのメール送信が可能となり、顧客件数が膨大な環境で特に効果を期待できます。
機能の有効化には、Salesforceのサポートへのお問い合わせが必要です。
SMS関連機能のアップデート
リリースにより、SMS周りの機能がアップデートされました。
短縮リンク機能のカスタムドメイン利用
MobileConnectで短縮リンク機能にカスタムドメインを使用可能になりました。
以前はドメイン部分が「Bitly」固定でしたが、今後は任意のドメインを設定できます。
SMSフォールバック機能の無効化オプションの追加
JourneyBuilderに「SMS フォールバックを無効化」オプションが追加されました。
エントリーソースの電話番号が無効な場合、他の有効な番号に切り替えて送信する機能がありますが、この機能を無効化可能になったことで、エントリーソース内の電話番号のみに送信可能になります。
最後に・まとめ
Marketing Cloud Engagementでは、定期的に機能がリリースされるため、定期的にリリース方法をチェックしMA運用支援に活用することが重要となります。
MA運用成果の最大化・効率性を向上させるためにも、是非最新のリリース機能をご活用ください。
株式会社メンバーズ サースプラスカンパニーでは、Salesforceを中心としたSalesforce・SaaS活用の内製化・伴走支援サービスを提供しています。
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※ 本記事は執筆時点の情報をもとに作成されております。 Salesforceのアップデート等により仕様が変更となる可能性がありますのでご注意ください。