
こんにちは。サースプラスカンパニーのtanakaです。
今回は、サースプラスカンパニーが加入しているSalesforce Success PlanのひとつであるSignature Success PlanのSignature研修の内容「AIプロジェクト推進のベストプラクティス」や感想についてお伝えしたいと思います。
株式会社メンバーズ サースプラスカンパニーでは、Salesforceを中心としたSalesforce・SaaS活用の内製化・伴走支援サービスを提供しています。
SaaS活用を通じて企業のDX推進を進めたいと考えている方は、ぜひ一度お問合せください。
Salesforce Success Planとは?
Salesforce Success Planは、Salesforceを契約している顧客がビジネス目標を達成するために利用できる支援プランのことです。
Standard Success Plan、Premier Success Plan、Signature Success Planの3種類が準備されており、Standard Success PlanはSalesforce製品を契約しているお客様全てに付帯するサービスです。TrailheadやTrailblazer Community、Ask Agentforce、オンデマンドのハウツー動画などがそれに当たります。
Premier Success PlanはStandard Success Planより上位のプランとなり、その会社それぞれにカスタマイズされたプログラムやSalesforceのエキスパートによる指導が受けられます。テクニカルサポートに24時間365日アクセスしたい場合や、テクニカルサポートからの回答が素早くほしい場合にはPremier Success Planを契約することになります。
そして、Signature Success PlanはPremier Success Planより上位のプランとなり、お客様それぞれに合わせたパートナーシップ契約を結ぶことができます。Trailhead Academyの研修を無料で受けることができることなどが大きなメリットです。
サースプラスカンパニーで受講しているSignature研修について
サースプラスカンパニーでは、
・定着・活用支援リソースのナレッジ強化
・顧客の支援ニーズや課題を把握・整理するスキルの強化
・Salesforce製品のナレッジに加えて、支援を実践するノウハウ・スキルの強化
・AI導入支援の実績・事例作りを支えるナレッジの習得
などを課題としてあげ、今回ご紹介する「AIプロジェクト推進、 Data Cloudのベストプラクティスや考慮事項の理解」について研修をしていただくことになりました。
AIプロジェクト推進のベストプラクティス
2025年7月に「AIプロジェクト推進のベストプラクティス」の講義を受講しました。
・AI導入ステップの理解
・AIユースケース選定のフレームワーク
・ベストプラクティス
・考慮事項
について体系的に学ぶことができたので、詳細について解説します。

AIを導入する時の流れは、大きく下記の5ステップになります。
- 目標・課題の明確化
- ユースケースの検討
- 必要なデータの特定
- フィジビリティスタディとPoCの計画
- 体制とマイルストンの検討
それぞれ詳しく解説していきます。
目標・課題の明確化
ただ闇雲にAIを導入すれば成功するということはありません。現状どんな課題があって、その課題をどのように解決するか、その結果〇〇の数値が◯%改善するかなど、できる限り言語化を行いましょうとのことでした。
これはAI導入に限らず、通常の開発や施策を実行するときにも大切ですよね。とはいえAIとなるととにかくAIを導入しようと目的と手段がひっくり返ってしまうことも多いようです。
また、AI導入で気をつけるべきポイントとして『「使いたい機能」ではなく、目標達成や課題解決を優先』しましょうと伝えられました。目標や課題の定義づけをしっかり行い、効果が期待できる業務の特定をすることから始めると失敗が少なくなるようです。これがきちんとできていないと、業務の本質的・潜在的な課題にアプローチできず、時間とコストをただただ使ってしまう状況に陥ります。そうなると誰も幸せになれませんよね。自社でもお客様でもAI導入を進める際はしっかり意識しておきたいポイントだと思いました。
目標達成や課題解決の明確化において適切なメトリクスとKPIを定義することで、組織内でのすれ違いも減らせます。行き当たりばったりのAI導入にならないように気をつけていきたいと思います。
ユースケースの特定
目標・課題が明確になったら、ユースケースの特定です。
現状の業務プロセスをできる限り細分化し、どんな課題があるのか、AIを使うことでどんなことができそうか、データはあるのかなどを表にしてまとめましょう。AI推進プロジェクトのメンバーとわいわい話しながらやる業務だと思うので、個人的にはとっても楽しそうだなと思いました。
そして、この作業をすることでAIの力が最大限活かせる業務と活かせない業務がはっきりします。このとき、AIを活用するにあたってのリスクを評価しておくことも忘れずに。AIは完璧なものではありません。悪用しようとする人がいてもガバナンス違反が起きないように設計することが大切だそうです。気をつけます。
AI導入で大切な必要なデータの特定
AI導入で大切なのは、どこにどんなデータがあるのかをしっかり把握すること。ここのマッピングがうまくできないとAIを導入しても正しくない情報が出力されてしまいます。
データがそもそも格納されているのか、どこにあるのか、どんな形式なのか、何も処理しなくてもAIが理解できる形なのか、あたりはしっかり確認しておくべきと教えていただきました。データのクレンジングが必要な場合には、想定よりも工数がかかることもありますが、ここの準備をしっかりやっておかないと、データの正確性を担保できなくなりますので、案件を進める際には1つ1つしっかり確認していこうと思います。
フィジビリティスタディとPoC
フィジビリティスタディとは、新規事業やプロジェクトを始める前に、実現可能性や採算性を調査・検討することです。英語ではfeasibility studyと呼ばれ、「実行可能性調査」や「事業化調査」などと訳されます。
プロジェクトの成功を左右する重要なプロセスですね。
体制とマイルストンの検討
フィジビリティスタディで実行することが決まったら、体制とマイルストンの検討に移ります。
AI導入体制としては、以下のようなポジションの人を設定しておくべきだそうです。
・意思決定者
・プロジェクト推進リーダー
・業務部門リーダー
・業務部門担当者
・Salesforce管理者
・AIエンジニア
・データ管理者
・法務・コンプライアンス部門
・セキュリティ部門
マイルストンは本番展開や運用時のリスクを削減できるように、調査・検証・フィードバックに十分な時間を設けましょう。
AIプロジェクト推進のベストプラクティスを受講してみて
AIプロジェクト推進のベストプラクティスを受講してみて、「Salesforce 認定 Agentforce スペシャリスト」で勉強した点が線としてつながったように感じました。
Salesforceに限ったことではないですが、IT技術の進歩は凄まじく、勉強し続けないとプロフェッショナル人材にはなれません。AIの発展で進歩のスピードはさらに加速し、ぼんやりしていると取り残されてしまうと感じていたので、このような研修の場を用意してくれた会社には感謝しかありません。
今回の研修でサースプラスカンパニー社員のAI活⽤を⽬的化せず、ツールとして使いこなせる⼒「AIのリテラシー力」が高まったと思います。
本記事を読んで、AI活用について相談してみたいなと思った方は、以下の問い合わせからご連絡ください。お待ちしております。
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※本記事は執筆時点の情報をもとに作成されております。Salesforceのアップデート等により仕様が変更となる可能性がありますのでご注意ください。
