SalesforceのレポートはSalesforceに蓄積されたデータを可視化することができます。
業務や役職に合わせて見る項目を自由にカスタマイズできるので、Salesforceを最大限活用したいのであれば、レポートを使いこなせるようになりましょう。
本記事では、レポートの基本知識からレポートの種類、レポートタイプ、レポートの作成方法について解説します。
株式会社メンバーズ サースプラスカンパニーでは、Salesforceを中心としたSalesforce・SaaS活用の内製化・伴走支援サービスを提供しています。
SaaS活用を通じて企業のDX推進を進めたいと考えている方は、ぜひ一度お問合せください。
Salesforceのレポートとは?
Salesforceのレポートは、Salesforceに蓄積されたデータを可視化することができます。
Salesforceのレポートを使うことで、売上の数字を把握したり、商談の進行具合を確認したりすることができます。
レポートとダッシュボードの違い
Salesforceのレポートとダッシュボードはどちらもデータの可視化ができます。
それぞれの違いを以下の表にまとめました。
主な目的 | データの表示速度 | |
レポート | 1つのオブジェクト(リード、商談、ケースなど)を分析するため | リアルタイムな情報を表示 |
ダッシュボード | 複数のデータを確認してKPIの確認をするため | 最後に更新した時点のデータを表示 |
レポートは、1つのオブジェクト(リード、商談、ケースなど)を分析するために利用されます。
Salesforceの3つのレポート
Salesforceのレポートには、「表形式」「サマリー」「マトリックス」の3種類があります。
それぞれのレポートの目的と表示形式を以下の表にまとめました。
表形式レポート | サマリーレポート | マトリックスレポート | |
目的 | レコードの一覧を表示するため | レコードを集計し、合計や平均値などを計算するため | 行と列に対してレコードを集計し、交差表を作成するため |
表示形式 | テーブル形式 | テーブル、グラフ、集計表など | テーブル、グラフ、集計表など |
Salesforceのレポートは、標準だと表形式のレポートになります。
目的に応じて適したレポートの形式を選択しましょう。
Salesforceのレポートタイプ
Salesforceのレポートタイプには以下の2種類があります。
- 標準レポートタイプ
- カスタムレポートタイプ
それぞれ解説します。
標準レポートタイプ
標準レポートタイプは、Salesforceに標準で準備されているレポートタイプです。
標準レポートタイプには、以下のようなものがあります。
- リードレポート
- 商談レポート
- ケースレポート
- アカウントレポート
- コンタクトレポート
- 活動レポート
- チームレポート
- 予算レポート
- キャンペーンレポート
- 商品レポート
カスタムレポートタイプ
カスタムレポートタイプは、Salesforceの管理者が作成することができるレポートタイプです。
標準レポートタイプで作成できないレポートを作成したいときに利用できます。
カスタムレポートは以下の手順で作成できます。
- [クイック検索]ボックスから[レポートタイプ]を選択
- [新規カスタムレポートタイプ]を選択
- 主オブジェクトと表示ラベル、レポートタイプ名、リリース状況を入力
- 子オブジェクトがある場合は子オブジェクトの選択
Salesforceのレポートの作成方法
Salesforceのレポートの作成方法は以下の5ステップです。
- ①要件定義
- ②新規レポートの作成(レポートタイプの設定)
- ③レポートの検索条件の設定
- ④レポートの表示項目の設定
- ⑤(必要な場合のみ)グループ化
それぞれ説明します。
①要件定義
Salesforceのレポートを作成するときは、まず最初に要件や目的を明確にしましょう。
レポートの目的や分析したいデータを明確にして、レポートの形式やレポートタイプを選択します。
②新規レポートの作成(レポートタイプの設定)
Salesforceのレポートを作成するために「レポート」タブを開いて「新規レポート」を選択しましょう。
その後、レポートタイプを選択してください。
③レポートの検索条件の設定
次に検索条件を設定しましょう。
検索条件を設定することで、レポートに表示するデータを絞り込むことができます。
④レポートの表示項目の設定
レポートを作成する際には、表示項目の設定も必要です。
レポートの表示項目には数式を用いることもできます。
⑤(必要な場合のみ)グループ化
最後に、必要に応じてグループ化を行いましょう。
Salesforceのレポートの便利機能をまとめたホワイトペーパー
株式会社メンバーズでは、Salesforceの便利機能をまとめた資料を準備しています。
「レポートを作るのに苦労している」「見たいレポートが作れない」といった悩みを抱えている人も、このホワイトペーパーを利用することでSalesforceのレポート機能を使いこなすことができます。
目次
- レポートタイプとは
- レポートの検索ロジックとは
- 検索ロジックの追加方法
- クロス条件とは
- クロス条件の追加方法
- 相対日付とは
- Salesforceでサポートされている相対日付
- 相対日付の設定方法
- バケット列とは
- バケット列の設定方法
- 行レベルの数式とは
- 相対日付の設定方法
- 結合レポートとは
- 結合レポートの設定方法
「Salesforceのレポートを使いこなしたい」と考えている人は、ぜひダウンロードしてみてください。
まとめ
本記事ではレポートの作成方法について解説しました。
数値をきちんと可視化するためにも、レポートを作成してみてくださいね。
Salesforceのレポートやダッシュボードの構築を代行してほしいという場合には、株式会社
メンバーズ サースプラスカンパニーにご連絡ください。
株式会社メンバーズ サースプラスカンパニーでは、Salesforceを中心としたSalesforce・SaaS活用の内製化・伴走支援サービスを提供しています。
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